採用・配属ハラスメント

スポーツ現場におけるハラスメント防止を学ぶ「採用・配属ハラスメント」

採用・配属ハラスメントとは?

「採用・配属ハラスメント」とは、企業における「就活ハラスメント」に類似するもので、監督などのベンチ入りメンバー決定権をもつ者或いは職員の採用担当者が、入団(選手だけでなく職員も含む)を希望する者や、所属する選手に対して行うハラスメント行為の総称を指します。人事権を持つ強い立場の者が被行為者に対し性的な言動・身体的接触を行う「採用・配属セクハラ(採用・配属セクシュアルハラスメント)」や採用やベンチ入り、契約更新等を引き換えに、他チームとの交渉活動をしないよう強要する「オワハラ(移籍活動終われハラスメント)」等が含まれます。

※ これらの例は限定列挙ではありません。また個別の事案の状況等によって判断が異なることもありえますので、代表者の方は十分留意して、採用・配属ハラスメントに該当するか微妙なものも含め広く相談に対応するなど適切な対応をお願いします。

事例1.採用・配属セクハラ
  • 所属女子選手に対し、ベンチ入り・スターティングメンバー入りを見返りに不適切な関係を迫り、その後もメールやLINEで連絡を取り関係を迫った。これを女子選手が断ると、「絶対にベンチ入りさせない」とし出場機会を与えられなかった。また、類似の案件として、職員採用希望の女子学生に対し、採用の見返りに同様の不適切な誘因を行い、断られると、「うちには入れない」とし実際に不採用とした。
  • 「つきあっている男性はいるか」「結婚や出産後も活動を続けたいか」ということを女子学生・女子選手にだけ質問した。※1

※1)「結婚後や出産後も活動を続けるか」といった質問を女性だけ(または男性だけ)にすることは男女雇用機会均等法違反(募集・採用に関する性差別禁止)となり、選手を相手とした場合においても該当法令が適用となる可能性があります。

事例2.オワハラ(移籍活動終われハラスメント)
  • 自チームの内定を出す条件として、選手や職員としての入団希望者に対して他チームとの移籍・入団活動を止めるよう迫った。