
スポーツ現場におけるハラスメントを指しますが、基本的には一般的にハラスメントと言われるものと同様に、他者を不快にさせる言動・行動は全て該当します。スポーツの現場だから多少のハラスメントが許容されるという事は一切なく、一般社会と同様にハラスメントは全て排除されるという事です。
ハラスメントという言葉は広義にわたり、実際に起きるハラスメントには様々なケースがあります。 その言動によって「**ハラスメント(略称**ハラ)」と種類が分けられています。
例えば、パワーハラスメントでは、単に叱責されたなどという事実に留まらず 「適正な指示や指導の範囲を超えている」「必要かつ相当な範囲を超えている」など、 適正なチーム環境が害されたかどうかが判断基準となります。判断基準に該当していれば、例えば相手が異議を唱えなかった、 意図していなかった言動などの理由があってもハラスメントとなり得ることから、細心の注意が必要です。
スポーツハラスメント防止対策に取り組む必要性
チームの代表は、メンバーの安全に配慮する義務(安全配慮義務)やメンバーがプレーやすい環境を保つように配慮すべき義務(環境配慮義務)を負っています。(なおクラブチーム職員など労使関係がある場合は労働契約法第5条が適用されます) ハラスメントを放置すると、被害者は長期にわたり精神的苦痛を感じたことでチームから離脱したり、うつ病などの精神疾患の発症、最悪のケースでは自殺に至る危険性もあります。
最悪のケースには至らなくても、ハラスメントとなり得る言動に対して、 代表者が適切な対応を講じていない場合は安全配慮義務や環境配慮義務を怠ったとして 損害賠償請求の対象にもなります。すべてのスポーツ団体がハラスメント防止対策に取り組む必要があります。
ハラスメント防止対策推進のメリット
ハラスメントがないチームは、メンバーの安心感が生まれ、パフォーマンスを発揮しやすくなります。 また、ハラスメントがなく公平な評価・ベンチ入り基準が設けられている環境は、チームへの信頼感が高まり、選手確保が難しい中でも、 体調不良で休むメンバーや離脱者を減らすといった事にも繋がります。 離脱率が下がることで、選手のリクルートコスト抑制の効果も期待できます。
環境が良くなる事で、コミュニケーションの活性化や、パフォーマンスの向上、 新たな運営アイデアが生まれるといったプラスの効果が出る可能性もあります。 対外的にも、チームの社会的信用度が上がるといったメリットも考えられます。
